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成長と慣れ

今日は短めで(意気込み)

 

成長と慣れの違いについて、自己啓発系の書物やブログでもよく話題になるので、そりゃ違うでしょという方もいれば、特に意識していないという方もいると思います。

私は後者側でしたが、現況を省みる機会があったので少し考えてみました。

 

まずは辞書を引いておきます。

【成長】

・育って、大きくなること。一人前に成熟すること。大人になること。

・物事の規模が発展して大きくなること。
【慣れ】
たびたび経験した結果、当たり前のこととして受けとめるようになる。
・何度も経験してうまくできるようになる。習熟する。
・接触する機会が多く、心理的な隔たり・距離感がなくなる。
…思っていたような内容ではなかったですがまあ良いです。
私もご多分に漏れず、成長と慣れは違いますよねと言いたいだけです。
 
私は会社員ですが、初めて部署を異動した時は新製品の立ち上げとして体制検討を終え、これからトライアルをやるという時期でした。
面談で今後の展望を話すと、うんまあ来年のことは来年聞くから、と躱されてしまって疑問に思ったのですが、数日後には異動が言い渡されました。
その時に、立ち上げを任されたということはそれなりに力が付いたということと、立ち上げのスタートを切れたら後は任せるくらいがちょうど良い、という話をされました。
私としては立ち上げ後は自分の力が発揮できるフィールドで頑張れると思っていただけに惜しい気持ちがありましたが、今にして思えば本当に良いタイミングだったと思います。
自分の力が発揮できるフィールドって、要は慣れてるんですよね。
何をいつどうやれば良いかわかっているから心理的にも余裕があるし、作業の勘所がわかっているので力を入れるところがわかります。
力を入れるところがわかるということは抜くところもわかるということで、まあ要領よくサボったりもできるわけです(笑)
ではこのフィールドで何か成長できますか?ということなんですね。
 
成長しなければ!的な意識高いことを言うつもりも別にないのですが、慣れた作業はつまらないなあと思ってしまう性分でして...。
つまらないというのは私にとって本当にきついことなんです。
よくゲームなんかで脳死(考える必要が一切ない状態)で弱い敵を狩りまくって周回するというのが効率が良いとされるわけですが、こういう作業が私には苦痛で仕方ないのです。
面白くなければ能率が上がらないタイプというんですかね。割と難儀しています。 
ただ、活躍する為には慣れが必要になることが多いんですよね。
慣れた状態でももちろん成長はできるとは思いますが、安定したパフォーマンスが出る=成長が鈍化する、ということはまま言えるかと思いますので、バランスがとても難しいものだと感じます。
当時の上司が私の性分を考慮してくれたということは絶対にないですが(笑)、多分成長させる為にさっさと移してしまおうとは考えてくれていたと思います。
 
この記事は自分の現況も振り返りながら内容も考えながらでとりとめなく書いているのですが、自分という人間をどうしていくか客観的に考えてみるのも面白いなぁと今ふと思いました。
何が面白いのか、自分が許容できるリスクはどこまでなのか、どこまで遊べるのか、どれだけやれば自分は何をどう感じるのか…手に取るようにわかる自分という人間を適切に配置する、その為にどうしたら良いか考えるのって、結構楽しいかもしれません。
私はマネジメントに近い業務を日々やっているのでその影響が大きい気もしますが...笑(実際には人材配置まではやってませんけどね)
こういうことを考えようとすると、今の自分は今の領域でどの辺にいるのか、成長していっているのか、慣れて惰性でやってるのか、どう成長すれば良いのか…というのもたまには考えてみると良いかもしれませんね。
 
よし!すっきり短く終わった…よね?